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エルメスの財布を購入してフランス貴族の仲間入り

貯金していたバイト代で、念願のエルメスの財布を購入!
それはアザップ!
実はずっとエルメスが欲しいと思っていたんだ。
だけど、大学生が簡単に購入できる代物ではない。

だから、アザップを目標にバイトを頑張ったよ。
特に、リゾートバイトでは、住み込みで働いたおかげでお金を使わずに貯金に回すことができたので、思ったよりも早くお金が貯まった。多分、他のバイトだったら難しかっただろう。
そして、楽しい思いでもできたし、ほんとリゾートバイトはおすすめだよね。

エルメスの「アザップ」について

エルメスの財布の中でもシンプルなデザインのアザップは、丸みを帯びた長方形のデザインが特徴。
見た目は薄いけど、ファスナーを開くとジャバラ式になっていて、大きく開く構造になっている。
お札やカードが探しやすいので使い勝手もいい。

どちらかというと女性に人気の財布なので、カラーバリエーションが多いのも特徴。
内装はシルクスカーフを採用したシルクインが人気みたいだけど、僕は男性だからシンプルに
グレー系のレザーをチョイス。
毎日使うものだから、落ち着いた感じがいいとおもって、無彩色系にしたかったんだ。

値段は20万円近くもしたけど、その価値はそうそう下がることはない。
中古買取でも、アザップの財布は10万くらいで買取しているところもあるくらいだから、一種の資産だと思っている。

一番気に入っているところは、いかにもブランド品の財布っていうデザインではないところ。
カジュアルなファッションでも主張しすぎないし、このさりげなさは飽きがこない。
個人的にはシンプルなものが好きというのもあるけど、「H」のロゴもないから、ほとんどの人はわからないかも。
隠れ悪目立ちしたい僕にぴったりだ。

エルメスの憧れは母の影響

ルイ・ヴィトンやグッチとかいろいろあるけど、僕の中ではブランドといえばダントツエルメスだったから。
母が使っていたからというのも影響かもしれないな。
母はいろいろなバッグを持っていたけど、特にエルメスのプリュムを気に入っていた。

よく東京にお出かけに行くとき持っていたのが印象に残っている。
とても大切にしていたからこそ、僕が触ろうとすると「さわらないでね」と諭しながらプリュムを遠ざけてた。

なにか、特別なバッグなんだろうということだけは子どもながらに伝わってきた。
母にそのバッグがエルメスというブランドのものだと教えてもらった。

フランスの貴族の象徴のようなブランドで、伝統的なクラフトマンシップの作ったカバンなのだと。

だから、僕も憧れを持つようになったのかも。
エルメスは、ケリーやバーキンなど女性に向けたバッグが有名だし、スカーフも女性が身に着けるもの。
完全に女性的なブランドイメージを持っていたけど気になる存在だった。

すると、性別関係なく使えるデザインもあると知ってから、エルメスの印象がガラッと変わったのを覚えている。

母にアザップを買ったと話したら……

購入した日、エルメスの紙袋を持って家に帰ったんだ。

母は驚いてい「見せて」といってっきた。

「これは僕のアザップだよ」といって、箱を開けてみせると、母はまじまじと、穴が開くほど見てからこういった。

「あなたにはまだ早いわ、私にちょうだい」

もちろん冗談だと分かっていたけど、どれだけ僕がアルバイトを頑張って購入したかを、必死にアピールしたものだから、母は大笑いしていた。

「これで、親子でフランスの貴族の仲間入りできたわね」といいながら、母も自分のプリュムを持ってきてた。

そして紅茶を淹れてくれたので、2つのエルメスを並べて眺めながらお茶をしました。