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終身雇用について考える

終身雇用とは何か?

終身雇用とはわかりやすく記載すると「正社員として採用した人を定年まで雇用し続ける制度」となります。
終身雇用が当たり前となり様々な企業に取り入れられたのが第二次世界大戦が終わった後に発生した高度経済成長期です。

この高度経済成長期ではできるだけ多くの優秀な社員を抱え込むことこそが会社にとって大きなプラスを発生させる状況となっていましたので、優秀な社員を囲い込むために多くの企業で採用していました。

終身雇用の仕組みと取り入れた理由、崩壊の原因

終身雇用制度を採用していた高度経済成長期は「新卒一括採用」と「年功序列」をセットで採用していることが多く、多くの人材を抱えて離さないようにするために制度として扱っていました。

この終身雇用を採用した大きな理由の一つが良い待遇を求めて職場を転々とすることが当たり前の成果主義によって多くの人材が他に流れることが多すぎたためです。
つまり、転職を防ぐために会社がとったやり方となります。

しかし、この終身雇用は長く雇用することで人件費が増加していくという欠点があり、会社に体力が多くある時代じゃないと続けることができません。
つまり、成長して大きくなることが可能だった高度経済成長期にはぴったりだけど、成長が一気に緩やかになった現代では当てはまらないということになります。

終身雇用における企業側のメリット

終身雇用の最大のメリットは人材が離れることが少なくなり、長期的な育成計画が立てやすくなることです。
終身雇用を採用しているところはリストラされる心配が薄く、定年までしっかりと働きたいという人が集まりやすくなります。

雇用期間が長くなるような人が集まるので、それだけ育成プランも立てやすくなり会社にとって必要な人材を確保しやすくなるのです。
転職が少ない会社はそれだけ様々な年代の人たちが集まりますので、求人広告を出しても「この会社は人が抜けることが少なく安心しやすい会社」とみられやすいというメリットもあります。

終身雇用における企業側のデメリット

終身雇用におけるデメリットは終身雇用であるという事実に安心してしまう社員が非常に多いことです。
育成計画が立てやすいので、いろんな人材を確保して育てることができる反面、どんな状況でも定年までの雇用が保証されているので中には努力をすることをやめてしまう人もいます。

向上心が低下してしまった人材がいると、それだけやる気がある人達の気概を削いでしまいますし、連携も低下してしまうので大きなマイナスになってしまうでしょう。
また、人が離れることが少ないので中途採用が少なくなりいろんな人材が入りにくくなるという傾向があります。
新卒を自分たちにとっての優秀な存在にする能力はありますが、外部からの人材の流用が減ることで、多様性が低下してしまうでしょう。