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面接での逆質問について

逆質問の意図

就活の際、困るのは面接官の逆質問だ。
実は面接官が逆質問をするのに理由があった。

1つ目は応募者の意欲をみるためだ。
面接官は応募者が何社かうけているのを知っている。
なので、自社に入りたい気持ちがどのくらいなのかを知りたいのだ。

もしもその学生がその企業に入りたい気持ちが強いのであれば、質問が出るはず。
逆に質問がないのであれば、その企業に興味がないということで、志望度数が低いのだと思われてしまう。
もしも、ここで仕事についての質問をすると、「この人は入社して働きたいのだ」と思われ、志望度の高さをアピールすることができる。

2つ目は、コミュニケーション能力があるかどうかを見るためだ。
逆質問では応募者がどのような発言ができるかを試されるのだ。
自分の考えをうまくまとめて質問できるか、スムーズな会話ができるかを見られる。

3つ目はその会社の社風にあうかどうかということだ。
たとえば、社員一人一人の主体性を重視した会社なのに「丁寧に仕事をおしえてもらえるか。」と質問がでてしまうとこの会社のことを分かっていないとみなされる。

4つ目は、会社の魅力づけだ。
質問は、応募者が気になっている部分なので、逆質問を通して応募者が重視する部分を見つける。
そうすることで、その学生にとっての会社への疑問・不安を取り除いて自社を第一志望にしてもらおうとしているのだ。

回答の成功例は?

逆質問で長所をアピールするには「さりげなく」伝えるようにしよう。
うまく自分の良いところを出そうとすると、ただの自慢話になる。
それに、強みと質問のつながりがうまく合わないこともあるだろう。

基本的には、長所は得意ですというアピールではなく、活かしたいというニュアンスが良い。そうすると長所+やる気ということになる。
また逆質問は最後の質問なので、面接官には強く自分をアピールしたいものだ。
例えば、伝えきれなかった長所を逆質問に絡めて話せるようにしたい。

成功例は「◯◯の認定を持っているのですが、御社の仕事で活かすことはできますか」とか「◯◯の資格の取得に励んできましたが、御社で活躍するために、さらに頑張るべき点はありますでしょうか?」など。

失敗例も見ておきたい

ホームページや求人などを見てすぐにわかること、給与・休日などの待遇面の質問はやめた方が賢明。
また、「~させてもらえる環境があるか」という質問は、自主性がないように思われる。
その他には自慢ともとれるような言い方にも気を付けたい。

失敗例は「御社はどのような食品を扱っていますか?」「私はキャリア豊富ですが、それにふさわしいポジションを任せていただけますか?」など。
僕もつい、自慢げにアピールしてしまいそうになるので、気を付けたい。