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OB訪問に行くべきかをOBに相談(笑)

「OB訪問した」じゃなくて行くべきかを先輩に相談した話

就活は、エントリーシートに記入してエントリーして、あとはひたすら会社説明会に行ったり、興味がある仕事だったらインターンシップみてみたり、と人によってそれぞれみたい。
最近話題のOB訪問は、学部やサークルなんかのつてをたどって先輩が勤める会社を訪問して話をきくもの。

はっきりいって個人的に人を頼って行ってどれだけの収穫があるかわからないので、ものぐさな僕はちょっと躊躇してた。
そこで、サッカーの先輩で一番仲がよく食品会社で研究に携わっているO氏に相談してみた。

O先輩は、驚くことに50人ほどOB訪問した経験があるらしい。
最初から企業や仕事にターゲットを決めて訪問したわけでなく、今回僕が相談したように自分に近い存在にあたる人がいるところから始めたんだって。

ゼミの先輩とランチしながら話すっていうとってもラフなスタイルで、一般的な就活のようなキッチリ感はなかったそうだ。

先輩がいうOB訪問のメリットとは

O先輩が言うには、一番のメリットは同じ時期の就活を経験した先輩が社会人になっているということ。
就職に対する曖昧な態度や理解不足、動かなきゃと思いながらもどうしていいかわからないという焦りやジレンマ、など、全部経験しているから、とにかく話がしやすかったって。

就活中にどんな軸を持ってて、どんな興味があったのか、どんな風に業界を絞っていったのか、など、とにかくインタビューのように思いつく疑問を全てぶつけることができたのがよかったらしい。

会社説明会なんかでは、表では見えない会社のマイナスになる部分を理解することはほとんどできない。
でも、気心のしれた先輩なら、会社で充実した仕事をしていてもその一方で感じる不満や違和感などのマイナス面を隠さずに話してくれるところに大きなメリットがあるらしい。
名の知れた大企業であればあるほど、ネームバリューでネガティブなことって全部隠されてるような感じだものね。

やっぱりOB訪問は大事

感触のよさを実感したO先輩はそれからOB訪問を重ねたらしい。
OBやOGと話をしていると、自分が話している言葉をさらに掘り下げてくれたり、逆に質問をなげかけられたりもするんだって。
そうすることで、自分ではそれまで考えていなかったようなことが次々にはっきりしてきて、本当は何をやりたいのか、仕事に一番求めているものは何なのかが少しわかったような気がしたらしい。

これだと決めている職種や目標がなくても、ぼんやりとした自分の考えや価値観、判断の材料なんかが雲が晴れていくように鮮明になってきたって言ってた。
OBやOGは自分たちも就活を経験しているから、後輩に苦しんでた頃の自分の姿を重ねて、より具体的で明確な言葉でアドバイスしてくれるらしい。

「なんとなくこっち系かな、でもあれもいいかな」の段階でしかない僕にとってOB訪問は、自分を整理するの時間にもなりそう。
「OB訪問に行った方がいいか」なんて幼稚な相談をしてしまった僕だけど、さっそくO先輩にOB訪問を申し込んだのは言うまでもありません…。