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就活用語について

24年卒の大学生で流行った就活用語とは

流行の就活用語10位~6位

10位の用語「持ち駒」は、将来的に内定を獲得できる可能性があるとされる企業を示す。
このような企業は、まだ最終的な合意には達していないが、内定が見込めるとされる。
将棋やチェスでは持ち駒をうまく使って勝利を目指すわけだが、就職活動でも「持ち駒」、すなわち内定が見込まれる企業をうまく管理して、最終的に最も望ましい企業に就職するという戦略が求められる。
このような理由から、内定をもらえる可能性がある企業を「持ち駒」と呼ぶようになったのではないだろうか。

9位は「終活」だ。
就職活動を完全に終了するために行われる活動、具体的には、他社への内定辞退などが含まれる。
この用語は、就職活動が一段落するタイミングで用いられることが多い。

8位には「グルディス」がランクインしており、グループディスカッションを省略した形である。
この言葉が就活用語として頻繁に使われるようになった背景には、最近の企業が採用選考においてグループディスカッションを多用している事実が影響していると考えられる。

7位は「無い内定」だ。
まったく内定を得られていない状態を言い表す用語となっている。
つまり、多くの学生が就職活動で一番恐れる状態を端的に表した言葉だ。

6位には「サイレント」が登場する。
これは、応募した企業から何の連絡もない状態を指す。
多くの就活生にとって不安を感じる状態だ。

流行の就活用語5位~1位

5位は「オワハラ」で、社会問題にもなったのでご存じだろう。
企業が学生に対して内定後に就職活動を終了するように強制する行為を指す。
これが問題なのは明白で、学生からしたら、選択肢が狭まってしまう。
新卒の就活は人生の大きな節目だから、その選択を制限されるのはかなりのストレスだ。
企業側だって長期的に見れば、本当に合っている人材が逃げてしまう可能性もあるわけで、双方にとって良くない結果を生むことが多いだろう。

4位の「ES」はエントリーシートの略であり、多くの企業が採用選考の初期段階で要求する書類である。
3位にランクインした「お祈り」は、不採用通知の際によく用いられる言葉で、選考に落ちたことを示している。
2位の「NNT」は「無い内定」をローマ字にしてその頭文字を取った言葉で、これも内定が一つもない状態を表している。

1位は「ガクチカ」となり、これは学生時代に力を入れた活動、特に学外での活動や趣味、実績を指す言葉である。
これがが1位になるほど流行ったのは、学生が自分のアイデンティティや強みをアピールする場が増えたからだろう。
企業も、単に学歴やスキルだけでなく、学生時代に何に情熱を注いできたのかを重視する傾向がある。
ガクチカは、そのような独自性や個性を示す一つの手段として受け入れられているのではないだろうか。